March 8, 2006
ピンクのオートミール works
先日のElectrical Fantasistaのレセプション時の各メニュー名は上のようなプレートでご紹介しました。アクリル、ガラス、ミラーを使用したセッティングはオートミールの定番とも言えるものですが、今回はなぜピンクなのでしょう?
写真の"Fuwa Pica(座ることによって柔らかく色が変わるソフトなソファー)"に代表されるような、今回の展覧会の作品のイメージからヒントを得ています。
もちろん、五感のフード@Electrical Fantasista 04でも紹介した通り、メニュー自体に多用したピンクと響きあうことも考えています。
春を感じさせる柔らかいピンク、発光、蛍光するビビッドなピンク。
これまでのケータリングでも構成上、重要な役割を担ってきた色でもあるのです。
こちらは昨年5月の国際協働プロジェクト「グローバル・スーク」展レセプション時のメニュー「和野菜を中心にした10種のピクルス」。赤じそで染めたレンコンと、ガラスに映り込んだ小石川植物園の新緑、青空のコントラストがポイントです。
そして先日の「ドライビーンズとピンククリーム」。ビーツで染めたピンクの色彩は補色関係にある緑のスナップエンドウとのコントラストで、天然の色であるのにどこかプラスチックな不思議な質感を演出しています。
そう、ピンクという色はそれ自体の華やかな雰囲気もそうですが、緑(野菜、新緑)、青(空、水)と組み合わせてお互いを引き立てるのにも大変重要な色なのです。
そしてこちらも。
.automealとしてではなく、メンバーの中山の個人での仕事ではありますが、ピンクと食べ物、アートの関係として興味深いものです。
さて、次はどんなピンクを使いましょうか。
投稿者 Kei : March 8, 2006 4:24 PM