May 18, 2006
Patisserie Chinoise SHIROKANETEI review
今年3月に白金プラチナ通りにオープンした "Patisserie Chinoise SHIROKANETEI"へ。ヌーベル・シノワーズの周中氏のお店「白金亭」に、中華素材の西洋菓子という新しいスタイルで展開する興味深いお店。プラチナ通り沿いの1階を覗いても、店頭のメニューを見てもまるで「中華」らしさは感じないけれど、実際食べてみると確かに中華の食材や香辛料が利いているのです。
この1階のパティスリーを監修するのは薬膳料理家の阪口珠未さんと「クレモン・フェラン」、「タイユバン・ロブション」などで修業を積んだ横井淳子さん。スウィーツの世界は何かと男性のパティシエが表に出てくることが多いけれど、 "SHIROKANETEI"は女性らしい取り合わせの細やかさと色の綺麗さが印象的なお店でした。
写真の5色をイメージしたオリジナルブレンドティーも、それぞれの中身がだんだんお湯を染めていきながら、香りがたってくるのにはわくわくさせられます。ここは全色飲み比べをして楽しみたいところ。私には肺に利くという「白」が良い感じでした。山査子が入っています。
左は黒胡麻と緑豆のクレームブリュレ。黒胡麻の焦げた色がなんとも言えない綺麗な色(青味も感じる)で、表面のサクッと中のトローッという食感のコントラストが舌をくすぐります。胡麻がゴマゴマしくないのもポイントです。
個人的にベストだったのはこの「アニス風味グリオットチェリーとピスタチオのブリュレ」。うーん、MUGO・ん… 。「色っぽい」味なんていう感想も出てました。ちょっと説明が難しいけど、また食べたくなる不思議なスウィーツでした。
ちなみにこの「アニス」、八角と同じアネトールという成分を含むものの別物なんですね。
おいしいものをいろいろと勉強させていただきました。
ごちそうさまでした。
PATISSERIE CHINOISE SHIROKANETEI
港区白金台4-19-13 白金台TFビル
//それにしても近くの「オリオール・バラゲ」といい、プラチナ通りはさすがに...
投稿者 Kei : May 18, 2006 11:57 PM