December 7, 2004

牛のトレーサビリティ  news

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国産牛固体識別番号の表示を義務付ける「牛肉トレーサビリティ法」が今月一日施行された。
正式には「牛の固体識別のための情報の管理及び伝達に関する特別措置法」。

数字10桁の表示で、その番号を専用の機械、または家畜改良センターのHPで番号を入力すると、その牛の生い立ちが分かる。
開示される情報は、牛の種類、いつどこで生まれ、育ち、屠畜されたか、など。

この法律の特徴は、焼肉、しゃぶしゃぶ、ステーキ店などにも表示を求めているところで、外食を対象にしたトレーサビリティの実施は世界初。
なお、輸入牛には適合しない。

かつては客との信頼関係で成り立っていたことだが、スーパーの不祥事、狂牛病等で、消費者はかなり敏感になっているのだろうけど… 


この法律、お店側も相当めんどくさいらしい。
大体、この番号を偽造したら同じことの繰り返しだし、番号を一つでも打ち間違えたら大変なことになる。

一度崩れた信頼関係を取り戻すのは、とても難しいことなのだなぁ…

豚は豚で、生焼けレバーでE型肝炎だし、鶏は鶏で、鶏インフルエンザ…
魚だって環境ホルモンや汚染物の影響が…

こうやってベジタリアンになる人もいるのだろうなぁ。

投稿者 TN : December 7, 2004 9:01 PM

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add.me's .automeal photoset

コメント

O-157だったっけ?モヤシだかカイワレだかを、偉い人がテレビで食べるアピールしてたけど、滑稽だよね。食に関する信頼って、もっともっとセンシティブなものです。生きるか死ぬかの身体的な危機と隣り合わせだから。うちの母は子供の頃、貝柱にあたってから今でも食べられないものね。

Posted by: haruna | December 8, 2004 5:47 AM
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