January 25, 2005
チョコレート―甘い誘惑 review
2/11,12のワークショップに向けて、チョコレート関係の本をいろいろ見てみました。本屋さんもバレンタインモードに入ってるので、情報には困らないわけですが、そんな中から一冊ご紹介。
チョコレート―甘い誘惑...クロニクル・ブックス日本語版
この本は有名ショコラティエや、高級チョコショップを前面に打ち出したものとはちょっと違っています。アートディレクター兼スタイリストのサラ・スレイブン、写真家のカール・ペッキィ、エディターのキャロリン・ミラーによる、きれいな写真とチョコにまつわるテキストの引用が本の構成のキーです。各ページの下にまとめられたチョコレート史も少し偏りがあるものの、資料としても使えます(チョコレート史をいろいろ調べてみると情報ソースによって食い違う点が多いので、どれが正確かはここでは問わないものとします)。
1824年:英国のクエーカー教徒、ジョン・キャドバリーが自営のティー&コーヒーショップで、カカオ豆を煎り粉にしたものの販売を開始。
フランスのムニエ社がパリ近郊にチョコレート工場を設立。
1842年:英国のキャドバリー社が、はじめての”食べる”チョコレート、板チョコの本格的製造を開始。
どうやら、今私たちが食べているチョコレートのルーツはこの辺りにありそう。
同じチームでは他に"エスプレッソ―カルチャー&キュイジーヌ"、"シャンパン―祝福のスピリッツ"なども。
デザインを手がけるのはジェニファー・モーラ。彼女の手がけた有名なものは"This Is a Pair of Levi's Jeans: The Official History of the Levi's Brand"。
もちろん、レシピも充分に載っています。
投稿者 Kei : January 25, 2005 3:51 AM
忘れていました。
バレンタインデーだったんですね。
私は最近必ず食後の甘いものが欲しくなります。
昔はそんなことなかったのに。
そういえば、小さいころ、どうして両親は食後に甘いもんが食べたいというのかわからなかったのですが、最近はよくわかります。
> eiko さん
何でですかね。僕はまだわかりません。
スウェーデンでは、あまりバレンタインは盛り上がらないんでしょうか?
聞いた話では、欧州の料理は和食や中華と違って、砂糖をほとんど使わないから、デザートで糖分を補給するのだと聞いた事があります。
作業や歩き疲れたときに甘いものが欲しくなるのと同じように、体が欲しがるんでしょうか。
深沢直人さんがやってる±0でも出していたりと、
ショコラティエのショコラが再注目されていますね。
最近買った女性誌(InRed)にも特集が組まれていました。
食後の甘い物は、脳に二つの機能を送り込んでいると
思います。ひとつはtomokiさんが言われている補給、
もうひとつは満足感。脳が一番早く栄養として認識できるのは
糖分なので、甘い物を食べておくと血糖値が上がり、
「とりあえず満たされた」気分になるのではないかと。
かくいう私はロッテのガーナ一筋です。一日一枚。
寝起きが悪いですが、起き抜けにガーナをかじると
無理矢理でも目が覚めます。低血圧は辛いです(><)
> tomoki さん、はな さん
なるほどね。脳と糖分の関係や料理の過程での説というのは、
ありそうですね。
とはいえ、私は食後に甘いものは欲しくない。チョコ自体は好きだけど。上のキャドバリーのところで出ている"カカオ豆を煎り粉にしたもの"に近い"カカオニブ"というチョコ菓子に使う材料があるんですが、全然甘くないカカオ豆100%のこれがそのままでもなかなかいけるのです。カカオマスより全然食べられる。
たしかに、イギリス男性一人暮らしのキッチンには、砂糖がなかった(少々怪しげな発言)。日本食(煮物やら寿司やら)を作る私には、気休めのカフェのスティックシュガー5本でも足りないのでした。
だから、あんなに甘いデザート食べるんだね。おもしろい!
チョコレートも、歴史、栄養、嗜好と奥が深いですね。
チョコといえば、一時に板チョコ一枚を食べた時、本当に鼻血が吹き出たことがあります。
チョコに含まれるカフェイン効果で血流がよくなり、鼻の中のキーゼルバッハ部位(かっこいい名前ですね)の細い血管が破れて出てしまうそうです。
スイカの種を飲むとへそから芽がでる、のような子供だましと思っていましたが、本当みたいです。
Posted by: あまの | January 26, 2005 8:26 PM> あまの さん
キーゼルバッハ部位!ググってしまいました。なるほど。
ちなみに鼻血の主な原因を突き止めたので以下に。
1.心理的・生理的興奮による鼻内の血流増加に伴う出血
2.アレルギー性鼻炎や蓄膿症などの炎症による血管の脆弱性の亢進
3.高血圧や高脂血症などに由来する動脈硬化による血管の破綻
だそうです。