April 24, 2005

アフリカ料理 神楽坂トライブス  review

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神楽坂の毘沙門天の裏の閑静な場所に佇む隠れ家的なアフリカ料理店。珍しいものが食べられるらしく、ワクワクしながら入店。
店内はバーのような落ち着いた雰囲気で、ところどころにアフリカの調度品が置かれていた。

写真左はホロホロ鳥の砂肝、右がダチョウのカルパッチョ(アボカド、トマト、玉葱などと共に)。
ホロホロ鳥の砂肝は普通の鶏のものと比べて大きく食べごたえがある。食感は鶏のものと同様、シャリシャリとしつつ、とてもジューシーな砂肝だった。矢羽根型の串がかわいい。
写真では見にくいが、ダチョウの肉は牛肉のように赤身で鳥類とは思えない感じ。薄くスライスされた肉は生ハムのような味で臭みも無く美味。ダチョウの肉のカロリーは牛の半分以下で、脂肪も牛の1/10、コレステロールも2~3割低く、鉄分も豊富な健康食品として注目されている。

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こちらは左がワニのフライ、右がヤム芋とオクラソース。
ワニのフライは、ハムとチーズ、ハーブをワニ肉で包んで揚げてある。ワニ肉自体は鶏ささ身のように脂肪分が少なく、単体で焼いてもパサパサしてしまうとのこと。
試しにワニ肉だけで味わってみると、少々堅く、少し臭みがある。それをハムとチーズでカバーしているようだ。
このワニ肉はアフリカから冷凍で送られてくるものらしく、新鮮な肉ならまた違った味わいかもしれない。
ワニ肉はアフリカでも高価なものらしく、向こうの価格で1頭一万円くらいするようだ。尻尾の付け根の肉が一番美味しい部位とのこと。
ヤム芋はマッシュポテトのようになっており、モチモチとした食感で、味はジャガ芋に近くクセもなくて美味しい。トマトベースのオクラソースと共に頂くとより旨い。

珍しいものが目の前に並ぶ、それだけでワクワクとした楽しい時間だった。

”珍しい”ということは、”美味しい”に繋がることが多々ある。
フカヒレ、燕の素、スッポン、トリュフ… 稀少価値が付加価値となって”美味しい”と思わせる。
もちろん味自体も美味しくなければ続かないだろうが、今の時代、付加価値がなければヒットする食べ物なんてないのかもしれない。

神楽坂トライブスHP

投稿者 TN : April 24, 2005 1:57 PM

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コメント

今回はお店の方からメールをいただき、珍しいアフリカ料理を口にすることが出来ました。こういうご縁がなかったら、なかなか行く機会のないような隠れ家的な素敵なお店でした。ネットの力って、あらためてすごい。

一番おいしかったのはヤム芋かなぁ。日本人の口に合う味だった。次はアフリカワインをいただきたいです。

そういえば、ロンドンのとあるマーケットでも、ブッシュミートという名前でこの手の肉類が流通してました。すごい高値だった。

Posted by: haruna | April 25, 2005 1:37 PM

ヤム芋美味しかったね。あれが主食ならアフリカでも生きていけそうだ。Yumyum!
ヤム芋ももちもちしていたけど、加賀野菜の丸芋はもちもちしてるっていうか、ほとんど餅だったね。

でも日本人て、食べ物の種類という点でいえば世界的にみても、かなりの種類を食べているよね、きっと。虫を食べる僻地の人々だって、種類としてはそんなに食べていないだろうし。
私たちはヤム芋食べたけど、アフリカの人は丸芋食べたことないはず。

Posted by: tn | April 25, 2005 5:23 PM
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