他のカテゴリーには入りきらない記事のアーカイブ。

February 15, 2007

取手の地酒「君萬代」の吟醸香

君萬代 純米大吟醸 大吟醸超昨年後半くらいから、レセプションへのケータリングマンガ「もやしもん」そば屋で日本酒東京農大探訪と日本酒づいてきましたが、ついに日本酒をつくっている現場を見させていただくことが出来ました。

場所は茨城県取手市の「君萬代 田中酒造」さん。いつもバスで通っていたすぐ横で日本酒が作られているなんて、ついこの間までは全く気がついていませんでしたが、ちょうど純米酒の上槽の工程で人手が要るとのことで、お手伝いです。
効率化とコスト削減を考えて高度にオートメーションされた「日本酒工場」とは正反対の、ほんとに手作業とつきっきりの管理で大事に作られる日本酒。今回一日で体験できたのは長い工程のごく一部にしかすぎません。役に立ったかはわかりませんが、日本酒が作られるその場所で、大事に作っている方々と一緒に現場に立てたことはとてもよい経験でした。そしておいしい日本酒が飲めることに今まで以上に感謝しなくてはならないなと感じました。

Kimibandai02興味深いことはそれこそたくさんあったのですが、蔵の奥の方でじっくりと出番を待っている大吟醸のタンクのその覆いをめくった瞬間に辺りを支配する鮮烈な吟醸香がとても印象的で、これはどうしても飲んでみたいと「大吟醸酒 超」と「純米大吟醸酒」を頂いてきました。「もやしもん」でも「美味しんぼ」でも度々力を入れて語られてきていますが、この芳醇でフルーツのような吟醸香を嗅いでみると、上質な日本酒がけっしてワインに少しも劣ることのない、豊かで品のあるお酒であることが実感できると思います。左の写真は大吟醸を使ったケーキ。こちらもしっとりとしておいしかったです。

3月4日(日)には「蔵開き」として一般にも中を公開するそうなので、是非行ってみてください。きっと日本酒がもっとおいしくなると思います。

Posted by Kei at 9:05 PM | トラックバック

January 27, 2007

舌は眼の代替となりうるか?

カメラで撮影した周りの風景を電気信号に置き換えて、舌に送ることで、視覚の代替として認識できるように研究しているプロジェクトがあるらしい(via. 秋元@サイボウズラボ・プログラマー・ブログ: 舌で見るカメラ)。

YouTube - Blind Learn To See With Tongue

ビデオでは訓練した被験者が、ものの「かたち」をある程度まで認識できる様子が見られる。

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Posted by Kei at 11:17 AM | トラックバック

January 25, 2007

東京一面を見渡す麹のむろ

Nodai1

平坦な世田谷から武蔵野丘陵や渋谷を見渡す。その新しい棟の中へ目を向けるとそこで麹や醤油の研究、実習が行われていることに、あらためて驚きを感じずにはいられません。

Nodai32月3, 4日に世田谷文化生活情報センター生活工房で行なうワークショップのレクチャー等でご協力いただく東京農大でお話を聞いてきました。

今回のテーマである豆の話を中心に、脱線をはさみながら食と農についての興味深い話しもたくさん出て、勉強になった上に校舎も案内していただきました。エピソードのいくつかはまさに『もやしもん』の挿話そのもの。リアルな発酵の現場にすっかりかもされました。

Nodai2-1自分へのお土産に純米吟醸「東京農大」と大根の形をしたオリジナルチーズケーキを購入。あくまで勉強のためにお酒を飲んでいます。勉強勉強。

Posted by Kei at 1:16 AM | トラックバック

November 24, 2006

菌の見えるマンガ『もやしもん』

もやしもん 1—TALES OF AGRICULTURE (1) (コミック)
もやしもん』という変なタイトルのマンガが結構面白いのです。

『のだめカンタービレ』15巻中に乱入してきた変な菌たちでこのマンガを知ったものの、しばらくは特に興味も湧かずにいたのですが、このあいだ日本酒について調べていたら、『もやしもん』の名前が出てきたので読んでみました。

東京のとある農大を舞台に、種麹屋の息子で菌が見えるという特異な能力を持つ主人公と醸造/発酵を扱う教授とその研究室、様々な菌たちが出てくる話しなのですが、菌や発酵そして虫までも積極的に扱っている内容がとても新鮮でした。主人公の幼なじみは酒蔵の息子、酒好きの先輩、日本酒に情熱を注ぐ教授とその友人たち。マンガの中でも「日本酒」の比重が特に多いのですが、出てくる食品はどれも興味深いものばかりです。

カナディアンイヌイットのアザラシの発酵食品「キビヤック(腹の中に海鳥を70〜80羽詰めて発酵)」、日本でも一時期話題になった「冬虫夏草」、韓国のエイの発酵刺身「ホンオフェ(世界で2番目に臭う発酵食品)」、日本古来の「口噛みの酒」、世界一臭いスウェーデンのニシンの発酵食品「シュールストレミング」、沖縄の「古酒」。

それぞれに食品を生んだ必然と人間の知恵と菌の力。その成果である発酵食品というのは確かに「人類が唯一成功した錬金術」なのかも知れません。

過剰な潔癖症の危険、インフルエンザ、O-157といった身近なものも擬人化された菌たちによって、イメージが掴みやすくなっているところなんかも秀逸。オススメ。

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Posted by Kei at 3:28 AM | トラックバック

September 11, 2006

食べるおしるこ/nouvelle tintin

食べるおしるこ

食べるおしるこ

ヌーベルタンタンのおしるこは、甘さほんのり、体にやさしく、栄養バランスも抜群。食後の甘味に、軽いお食事に、お夜食としてもぴったりの時間を選ばないスイーツです。

ヌーベルタンタンの顔とも言えるのがこの「食べるおしるこ」シリーズです。一般的なおしるこのイメージに近いものから、今までにないものまで5種類が色とりどりに揃っています。

南瓜とバジルシード チンホヮンタン
バジルシードの食感が楽しい、ココナッツ風味の南瓜のおしるこです。
五穀 ウークータン
小豆、黒豆、緑豆、蓮の実、はと麦が入ったおしるこ。葛でとろみをつけました。
湯葉と甘栗 トーチャンタン
湯葉がたっぷり入った豆乳の白いおしるこ。ほっくりとした甘栗もうれしい。

写真の他に、緑豆と蓮の実、サツマイモと黒米の全5種、食材の食感と色彩が楽しくおいしく優しいラインナップです。

Posted by Kei at 1:53 AM | トラックバック
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