おいしかったり、エピソードがあったり、きれいだったり。そんなお店を紹介。
February 2, 2005
明治製菓 100%Chocolate Cafe
京橋の明治製菓本社ビル1Fにある100%Chocolate Cafe。明治製菓がプロデュースしたお店で、シンプルにチョコレートの美味しさを味わえるカフェ。小さな店内にお客さんはいつもいっぱいで、並ぶこともしばしば。
メニューは、チョコロネ(チョコ”コルネ”ではない)、ショコラパイバナナ添え、エスプレッソ、56種類のチョコレートの中からカカオ62%のベネズエラアンデス。エスプレッソに添えられた365日のチョコレート、この日はタンザニアミルク。チョコロネやパイに入れるチョコクリームは6種の中から選べる。
店内のディスプレイはどこも凝っていて、天井は板チョコだし、壁一面がクーラーになっていて、ケースに入ったチョコレートが並んでいる。食器もスタッフの服装もおしゃれでかわいくて、チョコの茶色+水色+シルバーでクールにまとまっている。
本社直下のお店じゃ、スタッフも緊張感あるだろうな。
January 30, 2005
テオブロマ 土屋公二のチョコレート
チョコレートに関する本をもう一冊。有名ショコラティエの本では、昨年末に出たばかりのこの本が一番中身が充実している。著者は渋谷区富ケ谷に本店のあるミュゼ ドゥ ショコラ テオブロマの土屋公二さん。前半約40ページをカカオとチョコレートに割いている。珍しい写真資料や国際カカオ機関によるデータ、チョコレートが出来るまでの明快な図。
14世紀から16世紀のメキシコで強力な勢力を誇ったアステカ王国では、カカオは伝説の神・ケツァルコアトルが人間に与えた賜物として尊ばれていました。
その記述の横にはアステカ族の記録が書かれたマドリッドの古写本の写真。
アオギリ科に属する「神様の食べ物」カカオ。カカオを世界で一番生産しているのはどこかご存知だろうか?答えは、コートジボアール。公用語をフランス語とするアフリカの小さな国である。人口は日本の0.11倍、面積は日本の0.85倍(コートジボアールの詳しい情報 via.海外職業訓練協会)。
「テオブロマ」はカカオの木の学名。ただのレシピ集に終わらない丁寧な解説とデータ。パティシエではなく、ショコラティエとしての思いが伝わってくる一品。
January 29, 2005
ショコラでモナリザ、ショコラでファッション
サロン・ド・ショコラより。
モナリザ…。
思いだすのは「アルフォート」というチョコレート菓子。
ゴディバのブースにあったもの。
同じくゴディバのブースにはこんなものも…
しつこく、
もう、なんだか全体的におかしい。
January 28, 2005
ショコラで建築
「サロン・ド・ショコラ」の会場に入ってまず目に入るエッフェル塔。周りにはカカオ豆をかたどったものやらオブジェのようなものやらがくっついているが、全部チョコ。
こちらは五重塔。
…しかし、何故人は食べ物で造形しようと思うのだろうか。
よくパン屋さんでも飾り用に造形されたパンを見かける。
職人の技術を顕示するということなのだろうけど、女性たちはそれよりもショーウィンドウの中のきれいで美味しそうなチョコレートの粒たちに釘付けだった。
January 26, 2005
サロン・ド・ショコラ
フランスで毎年開催される世界最大のチョコレートの祭典、「サロン・ド・ショコラ」。
パリ、ニューヨークと来て、東京は新宿伊勢丹で本日1/26から31まで開催される。
全9か国、55ブランドが一堂に出店するかなり見ごたえのある祭典で、伊勢丹では今回が3回目の開催となる。
開催初日、早速偵察に。
やはり初日だけあってかなりの盛況、そして各国から有名ショコラティエが来日し、実演もしていた。
こちらはブルターニュを代表する"Le Roux"より、アンリ・ルルー氏。蕎麦の実の香りを移した生クリームとブルターニュ原産の塩を使ってガナッシュを作っているところで、できたてをいただいた。
まだっちょっと温かいガナッシュは、フワッと蕎麦の香りがしてなんとも豊かな気持ちになる味。
個人的には世界ウルルン滞在記でも登場した、”ジャムの妖精”と讃えられるクリスティーヌ・フェルベール氏に会えた(というか、見た)ことに感動。
レポは追々。