海外や国内を旅する中で出会った面白い食べ物、習慣についてのレポート。
January 4, 2005
鏡餅
名古屋市内のとあるお寺にお供えしてあった鏡餅、ピンク色な上に三段重ねだった。
名古屋の鏡餅がこうなわけではない。おそらく神社でなくお寺であるため、中国の流れなども汲んでこういうものになったと思われる。
ちなみに日本鏡餅組合によると、鏡餅とは神様と人を仲介するものであり、1年間の幸せを願う「晴れの日」に神前に捧げた餅をみんなで分け合って食べることで、神様からの祝福を受けようという信仰・文化の名残りらしい。
鏡餅は神様にお供えしてからいただく尊い餅なのである。「お供え」が鏡餅の別名となっているのはこうしたことに由来しているとのこと。
鏡開きは1/11。神様のお下がりとして餅をいただく儀式である。
最近はもう一般家庭で本物の鏡餅をお供えするところは少ないだろう。祖母のうちでは未だにちゃんとした鏡餅をお供えしているが、実家では専らサトウ食品の福餅入り鏡餅である。
December 23, 2004
クリスマス菓子 シュトーレン
成城石井のシュトーレン。
日本でもお馴染みになりつつあるドイツ/オーストリアの伝統的なクリスマス菓子、シュトーレン。
バターをたっぷり使った発酵生地に、レーズン、オレンジピール、チェリーなどのドライフルーツを入れて焼き上げ、粉砂糖をたっぷりとまぶす。形の由来はキリストの揺り籠だとか司祭の帽子の形だとか…。
12月初旬に作られ、毎日曜一切れずつ食べながらクリスマスを待つ。とても日持ちがするお菓子。
明日はクリスマス・イブ。
素敵なクリスマスを!
December 19, 2004
トルコ菓子
各 4×4×4cm くらいの大きさ。
インド、バングラディッシュ、トルコの各食材店で購入可能な東欧菓子。でも厳格にいったいどこの国のものなのか、まだつかめていない。
特徴といえばピスタチオの緑色を多用していること、柔らかい飴菓子(ハイチュー的食感)であること、のどが焼ける思いをするほど甘いこと。スポンジ、パイ系のものは古い油の味がすること(恐怖!)。でもそれぞれエキゾチックな様相をしていて魅惑的である。詳細は追記を参照のこと...
December 18, 2004
ちくちく梨?
Prickly Pears
どうみてもサボテンの果実なのだけど、名前が'梨'っていってる果実。謎です。食べればすぐわかるんだけど、ね。
December 14, 2004
「スウィーツ」という言葉
ロンドン、カントリーサイドのsweets shop
私が日本を発つ前、「スウィーツ」という言葉が耳に新しく、そして雑誌に氾濫していたのが懐かしい。
ケーキやデザートのことを「スウィーツ」と呼ぶのは、私のような典型的な日本人にとって、非常に新鮮に感じたものだ。流行の言葉として、少々気恥ずかしく感じたことも確かだ。
画像はイギリスの一般的なお菓子屋さん。ディスプレイ右にあるブロック状のものはファッジと呼ばれる砂糖菓子。...