海外や国内を旅する中で出会った面白い食べ物、習慣についてのレポート。
January 8, 2005
七草粥
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケリザ、スズナ(カブ)、スズシロ(ダイコン)…
正月七日の朝に無病息災を願い七草の入った粥を食べる、平安時代から伝わる風習。
正月のご馳走から日常食に戻る区切りであり、暴飲暴食で弱った胃をいたわる食事でもある。ビタミン、ミネラル豊富で様々な効用のある粥である。
八日のブランチになってしまったが、七草粥をいただく。
餅も入れるのだが、じゃぶじゃぶ餅しかなかったのでそれを入れる。雑穀入りの粥。
北崎安行さんが作った七草セット。四人分だったようだが一人分に全て入れてしまったため、草の香りと味満点のかゆになった。
January 6, 2005
バングラ菓子
今回のは手のひらの大きさくらいあります。
オレンジのチューリップ型のものの中心には、カルダモンの実がちょこんとある以外、砂糖のシロップ味です。ひたひたと、のどの焼けるような甘さ。
白いものはミルクのしっとりとした生地の、ピスタチオのかかったもの。おもしろい食感。
大きさ的には日本のいわゆるケーキを同じですが、どうしてこうも構造が違うのか。ケーキは常々建築的なデザインだといわれますが、これらのバングラ菓子はまったくそうではない。バーナード・ルドフスキー『建築家なしの建築』系のケーキです。
January 5, 2005
ブラックプディングの朝
ふたたびイギリスの朝。
ブラックプディングは手のひらくらいあるおおきなソーセージのスライスで、豚の血でできている。画像の黒いかたまり。けして焦げて黒いのではない。ちょっとクセがあるけれど、なかなかコクがあっておいしい。イングリッシュブレックファーストの食べられるカフェなどに行くと、オプションで注文できる...
ソルジャーとタマゴ
イギリスの朝ごはん"Soldiers &Eggs"
スティック状にカットしたトーストを、半熟玉子の黄身にディップしてたべます。
イギリスの普通の朝はシリアルとかトーストだけとか、おおかた極めて簡便ですが、始業式の日とか、そういうちょっとがんばりたい朝に食べたくなるのが"Soldiers & Eggs"。このスティック状のトーストをソルジャーと呼びます。...