海外や国内を旅する中で出会った面白い食べ物、習慣についてのレポート。
June 30, 2005
東京農大探訪03
いいにおいがしてきた...
船のリールのような棒で、奥の方の天板を出します。いい色に焼けてる!つやつや?
天板からばんじゅうに移す作業。熱いけどやわらかーい。つぶさないように気をつけて並べます。
あんパンのくぼみの可愛らしいこと!
学生さんたちは、出来高をきちんと計算して、今日の行程をレポートに書くんだそうです。
自分たちでつくったパンの味は格別...試食した後は持ち帰ります。
残った紙にはパンの跡が残っていました。お疲れさまでした!
.automealでは7月16,17日に世田谷区の生活工房にて、こども体験ワークショップ「おもてなしのジャムをつくろう!」を計画、進行中です。今回おじゃました東京農大醸造科の先生や生徒さんと一緒に盛り上げてまいります。小学3年生以上(親子2人1組)でご応募ください。
どうぞおたのしみに!
June 28, 2005
東京農大探訪02
実習ではロールパンとアンパンをつくりました。なかなか先生のようにはうまく形が作れないもので...
形ができたら、油の塗られた天板に、感覚をあけて並べます。天板に並べたアンパンには、親指のつけねのところでぐっと押してへこませます。そしてそのあと、2次発酵へ。さらなるふくらみを求めて。
なかなか難易度の高い卵白ぬりの作業。つけすぎると卵焼きみたいになってしまうのだ。どの作業をとっても奥が深い...
いよいよ窯入れ!バケツリレー風に窯へ運びます。 次回ついに焼き上がり!
June 27, 2005
東京農大探訪01
先日、縁あって東京農業大学の短期大学部醸造科を見学させていただきました。農大スリッパをはいて、いざ見学!
醸造科では、酒類をはじめ、味噌や醤油、酢の製造など、「微生物の力を活用する」学問研究をなさっています。ちょうど今日はパン作りの実習日でした。パン作りに際して、出来高計算などもするため、パン生地ひとつひとつを切り分けては計りにかけます。丁寧に、かつ迅速に。
生地を丸めたり切り分けたりする台に、先生が小麦粉をかけてくれるんですが、片手で軽く小麦粉をつかんで、指と指の間から投げるようにまくんです。忍者のような鮮やかさ!パンを丸めたあとはこんなふうに痕跡が残ります。
パン生地初体験の人も多かったようで、ホワホワ、むちむちのパン生地に歓声が上がりました。パンって生き物なんですよね!あったかくてやわらかいんだ。 つづく
April 30, 2005
インサドンでクジョルパン
クジョルパンという韓国の宮廷料理。漢字で九節板(九折坂)と書く通り、九つに仕切られた八角形の器に盛られた具を真ん中の皮で包んでいただく。ギャラリーや骨董屋がひしめくインサドン(仁寺洞)の路地をちょっと入ったところにあるアリアリランというお店で。
丁寧に味つけられた周りの8種との組み合わせはもちろん、この真ん中のクレープ状の生地がそれだけでも十分おいしい。
このお店は宮廷料理や精進料理などをコースで楽しめるのだが、さすがに食器や箸(チョッカラ)、スプーン(スッカラ)も高級感がある。さすがに銀とはいかないが、真鍮?のそれは鈍い穏やかな光沢を放ち、食べ物の暖かさ、冷たさといった温度(大事!)をダイレクトに伝えてくれる。一般的なステンレス製よりも手入れは大変なのだが、クジョルパンといい、そういうところが「おもてなし」のこころかもしれない。
最初に出てきた黒ごまのお粥、水キムチ、韓国カボチャのジョンなどのシンプルなものも体に優しくおいしかった。
続きを読む "インサドンでクジョルパン"April 29, 2005
特味牛舌、生トゥンシム
肉肉肉。やっぱり肉です。お店は新村(シンチョン)にある「碧蹄カルビ Byeok Je Gal Bi」。その肉は霜降りの美しさから「雪花韓牛」と呼ばれています。お店の様子は次のページに詳しいです。
上は特味牛舌。日本と同じく塩とレモンでいただきます。
そしてこちらは生トゥンシム。トゥンシムというのはヒレ、ロースのステーキ肉で、これを焼いてからお店の人がはさみでジョキジョキやります。肉は全部お店の人がやってくれて、肉の扱いがわかっている分だけ安心できるのですが、自分たちのペースで食べれないのがちょっと...一言いえばいいのですが。味はもちろん満足。ビールより韓国焼酎が合う合う。
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