これまでに .automeal がしてきたレセプションへのケータリング、ワークショップなどのレポート。
August 23, 2005
松井龍哉:And Beyond 展 オープニングレセプション 04 『空のスープ』
飛行機の窓から眺めた風景を重ねた『空のスープ』。窓の外にふわりと浮かぶ雲を、空と海、両方のイメージから生まれた透明なスープにのせて。
海と空と雲の味わいは、トマトと白桃、コンソメ、それにミントの香りが合わさった爽やかな香り。
ミントの雲はうっかりすると海に溶けてしまうので、早めに召し上がれ。
August 22, 2005
松井龍哉:And Beyond 展 オープニングレセプション 03
お待たせしました。メインとデザートのご紹介です!
鴨胸肉のローストを、山椒をきかせた押し寿司スタイルでいただきます。
味と色のアクセントに、黒トリュフを!
こちらのメインのテーブルは、数分ごとにデザートとチェンジ。ゆったりとしたパーティーの時間のなかで、テーブルの変化がひっそりと時間を刻んでいきます。
最後のしめにはもちろん甘いものを!
セミドライした巨峰をポートワインの香りのするカスタードと一緒に、サクサクのタルトにのせました。
フレッシュな巨峰を低温のオーブンで数時間。すると干しブドウのように、ブドウのうまみがぎゅーっと濃縮した、かつフレッシュなものに仕上がります。果肉は透明感のある濃い紫色。シックな色合いです。
小さなビターのショコラには、リラックス効果のあるハーブの香りをひそませてあります。
機内の黒を基調にしたイメージと、ラグジュアリーなスターフライヤーのイメージを重ねたテイストです。1cmの立方体には、スターフライヤーのロゴが一つ一つ丁寧に手書きされています。
会場の隅に配置されていたローテーブルには、カトラリーと一緒に機内食をイメージしたスナックを。
黒ごまのおせんべいや、黒タコスチップス、黒いサプリメント、北九州の門司名物をイメージしたバナナチップスなどがそれぞれパッケージングされています。
ちょっと宇宙食のようなパッケージになっているのは、やはり夜空をイメージするスターフライヤーのイメージからでしょうか。
エアライングッズの性質でもある「持って帰りたくなる」存在感は、このパーティーのなかにも健在で、こちらの限定4枚だったハンドタオルも、ひっそりとどなたかの手に渡っていきました。(手縫いの一品ですので、持ち帰られた方、どうか裏の縫い目をみてびっくりなさらないように...)
August 21, 2005
松井龍哉:And Beyond 展 オープニングレセプション 02
メニューは8品。スターフライヤーのCIでもある黒と白を、色の出発点と到着点ととらえ、そこに様々な色を挟み込みました。
2種の黒いクロスティーニ。真っ黒いパンを博多明太子のタラモと、アボカドと生ワサビのキャビア添えでいただきます。
こちらのパンはイカスミを使ったもので、千葉県のzopfさんに特注させていただきました。イカスミの生臭さもまったくなく、ふわふわでこくのあるパンに仕上がっていました。素晴らしい!
横は紫色と山吹色をコントラストでいただくプチシュー。ブルーベリーとカボチャが、ゴマとポピーシードの色を引き立てます。
こちらは空のスープ ステーション。
トマトと桃の特製冷製スープに、ふわふわのミントの雲をのせて、カクテルグラスでいただきます。
羽田北九州間をフライトすると、印象的なのが海と雲の重なる風景。透明のトマトと桃のスープに、エスプーマで作り出すクールなミントの雲を、お一人ずつ丁寧にのせて差し上げました。
黒オリーブのサルシッチャを、黄色いマンゴーソースのラインで。
盛りつけは、航路や滑走路をイメージする直線のラインを大事にしています。フードがなくなってしまっても、ソースのラインがまっすぐ伸びているイメージ。
横は赤甘トウガラシに蒸し穴子をつめたもの。九州名産の柚子胡椒のソースと、こくのあるバルサミコで香りづけました。
まだまだ続きます。
August 20, 2005
松井龍哉:And Beyond 展 オープニングレセプション 01
8月19日から六本木のアクシスギャラリーで開催されているTatsuya Matsui : And Beyondのオープニングレセプションのフードと会場を、.automealが担当しました。
4回にわけてレポートしてまいります。
展覧会は来年3月から羽田~北九州間でスタートする新エアライン、スターフライヤーのクリエイティブディレクターである松井龍哉氏の、デザインの過程を展示した内容となっています。よって、普通のデザインの展覧会とはひと味もふた味も異なった内容。もちろんパーティーの客層もいつもと異なりました。
デザインのテーマにもなっているホスピタリティは、一夜限りのこのパーティーでも存分に感じることが出来ます。サービスを担当したのは青山にあるレストラン"サイタブリア"。世界レベルのおもてなしが、この空間を支えています。
会場の空間は、パーティーの開かれている2時間という時間を一つのフライトに見立てたデザインで、空間のみならず、メニューも飛行機や移動というテーマをもっています。
画像は機内から夜空をのぞむようなメニューボード。今回は黒をベースにした8品のお料理で構成しました。
次回はいよいよメニューのレポートです!